御三家
男性アイドルを振り返った時、御三家の存在は切り離せないだろう。そもそも御三家とは、江戸幕府の時代にライバル関係にあった尾張・紀州・水戸の徳川3家を指した言葉で、1960年代に男性アイドルとして人気を博した橋 幸夫・舟木 一夫・西郷 輝彦にこれが当てはめられ、後に「元祖御三家」と呼ばれるようになるのである。橋 幸夫は1960年に「潮来笠」でデビューし、日本レコード大賞新人賞受賞。舟木 一夫は1963年に「高校三年生」でデビューし、デビュー曲で120万枚の大ヒットを飛ばした。そして、西郷 輝彦は1964年「君だけを」でデビューし、日本レコード大賞新人賞を受賞。同年代に同じくらいの人気を分けていたため、御三家と呼ばれた。3人一緒に活動することも多かった。そんな人気絶頂だったある日、橋 幸夫はステージ上で暴漢に襲われ、ケガを負ったことがある。その時の後遺症で左手の薬指が伸ばせなくなってしまったのである。